無線機の防水・防塵性能とは?

屋外で無線機を使いたいのですが、雨や風による埃は影響ないでしょうか?

無線機の性能のひとつに、「防水性」「防塵性」があげられます。IEC(国際電気標準会議)に基づく保護コード「IP」を用いて表すことが多いようです。

IP<第一特性数字><第二特性数字>

  • 第一特性数字…防塵性を示す
  • 第二特性数字…防水性を示す

(例)IP57 = 防塵レベル「5」
防水レベル「7」

  • 防水性能
  • 防塵性能
防水性能
    • 水の浸入に対する保護性能をIPX1~IPX7であらわします。一部の防水性能を、次に紹介いたします。
    •  
    • IPX4 (旧JIS保護等級4種防沫形相当)
    • あらゆる方向から短時間(10分間)の水の飛沫を受けても、有害な影響がありません。一般的に言われる「生活防水」程度の防水レベルです。
    • IPX5(旧JIS保護等級5種噴流形相当)
    • あらゆる方向から短時間(3分間)、約3m離れた場所から一定の直接噴流水を受けても、有害な影響がありません。通常の雨であれば、ほぼ使用することができます。
  •  IPX6 (旧JIS保護等級6種耐水形相当)
  • あらゆる方向から短時間(3分間)、約3m離れた場所からの直接噴流水あらゆる方向から短時間(3分間)一定の直接噴流水を受けても、内部に水が入らない。
  • IPX7 (旧JIS保護等級7種防浸形相当)
  • 一時的(30分)に一定水深(1m、真水/静水)の条件に水没した後引き上げても、有害な影響がありません。激しく水に濡れる環境であっても、ほぼ使用できます。
  • IPX8(旧JIS保護等級8種水中形相当)
  • 一時的(30分)に一定水深(1.5m、真水/静水)の条件に水没した後引き上げても、有害な影響がありません。激しく水に濡れる環境であっても、ほぼ使用できます。
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防塵性能
    • 固形物の侵入に対する保護性能を、IP1X~6Xであらわします。一部の防塵性能を、次に紹介いたします。
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    • IP5X (旧JIS保護等級5種防塵型相当)
    • 防塵試験用粉塵が入ったとしても、動作に有害な影響がありません。
    • IP6X (旧JIS保護等級6種防塵型相当)
    • 耐塵試験用粉塵が、内部に入らないように保護されている。

※オプション装着時には、各モデル本体の防水性能に満たない場合もあります。
※防水・防塵性能は試験値であり、無線機の性能を保証するものではありません。
※防水・防塵性能は、新品の状態でこの性能を保持し、経年経過で損なわれる場合があります。