無線機にはどんな通話のしかたがあるのですか?

業務用無線機の通話の方式は、次の3つに分類されます。

  • 単信通話
  • 同時通話
  • 個別呼出し・グループ呼出し
単信通話
    • 無線機どうしが同じ周波数(チャネル)をつかって、送信・受信を交互に行う通話方式です。無線通信の基本的な方法です。
    • 送信ボタンを押しながら、マイクに向かって話す
    • 一人の送信者以外は、全員受信者
    • 複数の人に、一斉にメッセージが伝わる
    初めて無線機を使う人は最初はとまどうかもしれませんが、単信通話に慣れれば簡潔に要点を絞ったメッセージを発信できるようになり、業務の効率アップに繋がります。中継通信も基本的な通話方法は単信通信と同じですが、中継装置を使用するために周波数を2つ以上使用します。単信と複信の中間の通話方式なので、半複信方式と呼ばれます。
同時通話
    • 電話機で話すように通話できるのが、同時通話です。
    • 相手の声を聞きながら、同時に話せる
    基本的には、特定小電力無線機を用いた、1対1の2者間通信です。両手で作業しながらスムースでスピーディな会話を求められるクレーン作業等で多く利用されます。
個別呼出し・グループ呼出し
    • 単信通話の場合、同じ周波数(チャンネル)を使用する全員に、一斉にメッセージを伝えられることが特長です。しかし、業務によっては、特定の個人、または特定のグループにだけ、伝えたい内容もあるでしょう。
      これらは、個別呼出し・グループ呼出し機能搭載の無線機を選べば可能になります。
      必要な人(グループ)にだけメッセージを送り、他の人(グループ)は各々の業務に専念できるため、業務効率の向上が見込まれます。
      ※MCA無線は、個別呼び出し・グループ呼び出しが可能です。

業務形態・内容によって、ふさわしい通話方式の無線機を選択することが業務の効率アップにつながります。詳しくは販売店、または当社までご相談ください。