携帯型無線機のオプション(アクセサリ)には、どのようなものがありますか?

オプションにも種類がたくさんありますが、どのようなものなのか教えてください。

携帯型無線機は、運用を便利にする各種のオプション品(アクセサリ)があります。次に、主なものを紹介いたします。用途、ご使用になる環境により、ふさわしいものをお選びください。

  • マイク・イヤホン・スピーカー
  • 充電池
  • 充電器
マイク・イヤホン・スピーカー

携帯型の単信型無線機(中継対応型含む)は通常、無線機本体にマイクとスピーカーを装備しています。無線機本体だけでも通信可能ですが、次のようなオーディオ系のオプション品を使うと、より快適に運用することができます。
※当社の特定小電力無線の同時通話モデルは通常、無線機本体にはマイク・スピーカーは装備していませんので(HX632DおよびHX832D除く)、タイピン型マイク&イヤホンやヘッドセット型マイク&イヤホン等が必要となります。

 

マイク&スピーカー

・カールコード(らせん状のコード)で無線機本体と接続
・マイク&スピーカー本体に送信ボタン(PTTボタン)

警察官や警備スタッフなどの使用例が多い。腰ベルトに無線機本体を固定し、襟元や肩にマイク&スピーカーを装着

タイピン型マイク&イヤホン

・マイク部とイヤホン部が分かれている
・マイク部には通常クリップが付いており、衣服の胸元や襟元に装着
・送信ボタン(PTTボタン)は、マイク部にあるタイプとケーブル途中にあるタイプがある
・イヤホンから受信するため、騒音下や動きながらでも音声を聞き取りやすい

見た目が目立たなくスマートなため、店舗や飲食店のフロアスタッフの使用例が多い。

ヘッドセット型マイク

・片耳式のヘッドフォンから、口元に伸びたブームマイク

ヘッドハンドをとり外せるタイプは、ヘルメット用アタッチメントを装着しての工事現場などでの使用例が多い

充電池

携帯型無線機には、電源として充電池、または乾電池を使用します。
充電池…使用頻度が高い場合は、経済的で環境にやさしい充電池をおすすめします。
乾電池…防災用途など、使用頻度が少ない場合におすすめします(乾電池対応モデルをご確認ください)。

 

ニッカド充電池

 ニッケル・カドミウム充電池の略称。現在では一部の製品をのぞき使用例は少なくなってきている。

ニッケル水素充電池

ニッカド充電池よりも容量を大きくできる。また、ニッカド充電池と同じ容量であれば、より軽量とすることができる。カドミウムを含まず、環境にやさしい充電池。

リチウムイオン充電池

ニッカド、ニッケル水素充電池よりも容量を大きくすることが可能。携帯電話やノートパソコン用などで、普及が目ざましい充電池。継ぎ足し充電が可能。

乾電池※

当社の乾電池対応モデルでは、すべて手軽に入手できる、アルカリ単三乾電池での運用が可能。オプションの乾電池ケースを必要とするモデルがあります。

 

※乾電池対応モデルに限ります。また、簡易無線・小エリア無線を乾電池運用するには、オプションの乾電池ケースが必要です。
※乾電池を入れたままで長期間使用されない場合は、乾電池が液漏れし、故障の原因となります。
  乾電池は装着したまま長期間保管されませんよう、ご注意ください。
※高出力の簡易無線・小エリア無線・一般業務用無線機では、マンガン乾電池では運用できる時間が短く限られますので
  ご注意ください。アルカリ乾電池をご使用ください。

充電器

業務用無線機を充電地で運用される場合は、あわせて充電器も必要となります。

 

急速充電器

短時間で充電池を充電。充電時間は容量により異なります。過充電にならないよう、充電が終了すると自動で充電を停止します。

6連型急速充電器

急速充電器を6台連結させたもの。複数台数の携帯型無線機を使用する際に、比較的少ないスペースで充電をすることができ、ACコンセントは1つで済みます。

急速充電器以外の充電器

低価格で入手できますが、急速タイプに比べ、充電時間をより、要します。また、満充電検知機能を省略しているモデルが多いため、注意が必要です※。

 

※充電池の過充電は、液もれ等で充電池が使用できなくなるだけでなく、無線機本体や充電器の故障の原因となります。無線機を充電器に差したまま長時間放置しないよう、ご注意ください。